カイロプラクティックとは?

古来より世界のほとんどの場所で、治療を目的とした脊柱マニピュレーションがおこなわれていた。ヒポクラテスも患者に対して脊柱のマニュピレーションを施していたという記録がある。その後2000年間は医師により脊柱マニュピレーションが実施されていたが、マニュピレーションに伴う危険性がクローズアップされて次第に廃れていった。しかし、民間レベルでおこなわれていた脊柱マニュピレーションは民間療法として各地で伝承されていった。


1865年9月18日に、当時磁気治療師だったD.D.Palmerは、耳がまったく聞こえない召使いの脊柱の一部が隆起していることに気がついた。D.D.Palmerはこの部分と召使いが抱えている問題が関係あると直感し、手で脊柱を押したところクラック音とともに突然耳が聞こえるようになったらしい。これがカイロプラクティックの始まりと言われている。この後、D.D.Palmerはカイロプラクティック哲学(理論)の基礎を構築することにより、民間療法として伝承されている他の整体法あるいは整骨法と一線を画した。ちなみにカイロプラクティックはギリシャ語で「手の技」を意味している。なお日本では太平洋戦争終戦まではカイロプラクティックを整体と称しなければならなかった時期があったことを付け加えておく。



カイロプラクティックアジャストメントの多くはサブラクセーションにより発生した、バイオメカニクス的あるいは神経学的機能異常の改善、あるいは変調を目的として実行される。故にアジャストメントのターゲットとなるのは、関節構造体がその周囲に分布する感覚受容器である。